在学中に作曲家デビュー!これからが、曲づくりの本番だ!
 
写真
有限会社ロックンバナナ 契約アーティスト
作曲・編曲家
松田彬人さん
作曲・編曲コース卒業

有限会社ロックンバナナ
CM音楽やゲーム音楽の音源制作会社。アニメ系を中心に、声優や歌手のマネジメントなども手がけている。

音楽でやっていくという気持ち。これだけはゼッタイ曲げない。 写真
「授業で先生に作品プレゼンテーションをするのですが、小林先生は点数がけっこう厳しかったですね」(松田さん)
ずっとアニメソングをつくりたかったんです。だから高校生の時にはパソコンでDTM(デスクトップミュージック)をやってたりして。本校の学校案内パンフレットを見ると、いろんなプロジェクトがある。これならデビューのチャンスがありそうだと思って、体験入学に参加しました。カタッ苦しくなくて、「これなら曲づくりがのびのびやれそうだ」と感じたんです。両親には反対されたけれど、もうこの道でやっていこうと心に決めていましたね。
曲づくりに欠かせないもの。それはボク自身のこだわりです。
写真 学生時代はホント、いろいろなプロジェクトに参加しました。『ディバイスプロジェクト』をはじめ、ホリプロ所属のタレント『HOP CLUB』さんや、サンミュージック所属の石末葵さんに曲を提供したりとか。そんな中、テレビ愛知・テレビ東京系のアニメ番組『ぴちぴちピッチ ピュア』挿入歌作曲のコンペ参加依頼が学校にきたんです。まさか採用されるとは思っていなかったですが、ずっとアニメ番組を想定した曲づくりをしてきたので、それが番組のイメージとあったんだと思います。その曲『MOTHER SYMPHONY』がオリコン80位までいったときは、やっぱりうれしかったですね。
自分の生み出したメロディがカタチになってゆく快感。 写真
今はアニメやゲーム系に強い音源制作会社ロックンバナナの契約アーティストとして、曲づくりをしています。デモテープを会社に送ってみたら、「いっしょにやってみたい」と返事をいただいて。「こういう曲をつくって」とオーダーがあって、曲をつくるという感じです。忙しいときは、3日間で30分ぐらいしか寝られないときもありますよ。でも自分がつくった曲の入っているゲームやCDを店頭で見ると、ニヤッとしてしまいますね。ドラムも好きなので、作曲家仲間とバンドもやっています。実はギターもベースも何でも得意。曲づくりと平行して、ライヴ活動もやっていきたいですね。
松田君には教えるというより、アドバイスするという感じでしたね。(小林先生)
写真
「講師による作曲の採点では、『リズム』や『構成』など、様々な項目で細かく審査するんです」(小林先生)
松田君は、入学した当初からある程度、知識がありましたね。楽器も何でもできるし、しかもうまい。今、学校には音楽企業から作曲などのオファーがとても多くあります。在学時からデビューする学生もいますし、100万枚を売るアーティストの専属作曲家になっている卒業生もいるほど。松田君にも、映像音楽にとどまらず、いろんな分野で活躍してほしいですね。
小林哲先生
アレンジャー。GIZAスタジオなどで活躍。OSM卒業生。

【GIZAスタジオ】:
倉木麻衣・愛内里菜・小松美歩・GARNET CROWが所属するプロダクション。関西の大手レコードメーカー