第5回「ハイスクール ライブ」を開催
 
PAとして、楽器類やマイクの調整などが主な仕事ですね。肉体労働なので、けっこう筋肉がついてしまいます(笑)。ライヴハウスでは、PAだけできてもダメなんですよ。照明とか、いろいろな知識や技術が必要とされます。バスドラの持ち込みが2バンドも続いたりすると転換が大変!失敗も多いですが、後悔している時間はない。次はこうしてみようって前向きに考えないと。もちろんキツイけれど、とてもやりがいを感じます。出演したアーティストに「おかげでやりやすかった。またお願いします」って言われると胸にグッときますね。  
高校生の頃から音楽の仕事につきたいと思い始めました。進路を決めるとき両親と相談した結果、大学を出てからでも遅くないと思って、4年制大学に進学。文学部で日本中世史を専攻していました。でも、音楽の仕事につきたいって気持ちはずっとあって、平行してバンドもやっていました。大学卒業後、OSMに入学したんです。OSMを選んだ理由は、PAはもちろん、バンドでやっていたベースや、興味のあったレコーディングなどいろいろ選択できるダブルメジャーカリキュラムがあったから。在学中はPAとしてライヴへの参加はもちろん、プロミュージシャンの授業も選択。幅が広がって楽しかったですね。
キャリアセンターの先生からバックビートさんでバイトしないかって紹介していただいたんです。すぐ面接を受けてそのままPAアシスタントとして働きだしたのがきっかけですね。系列のライヴハウスが3つあるので、そこに出かけては「いいな」と思うアーティストに「ウチにも出演しませんか?」って声をかけたりしますね。将来はレコーディングなどにも挑戦してみたいな。私は大学からこの世界に入ったけれど、いろいろなつながりがあって今の私がある。音楽以外のつながりにも、必ず発見があります。それが、さらに新しいつながりを生み出すと、きっとおもしろいと思いますよ。