「OSMには、7年ほど前に来校したことがあるのですが、その時に比べて、全体のレベルがとても高くなっていますね。私たちが求めているアーティストとしては、“これがやりたい音楽だ”というエネルギーにあふれている人。その思いは、必ず曲から伝わってきます。技術的な面は、後からでもいいと思っています。今回、何名か原石のような学生がいました。次のプレゼンまで、どれくらい成長してくれるか楽しみにしています。
現在レーベルを任されており、そのプロモーションや新人発掘を手伝ってくれるスタッフにも出会えたらと思っています。私たち業界の中にいる人間からは決して思いつかないアイデアに期待しています。“自分が音楽業界を変えていく”ぐらいのパワーを感じさせる方を見つけたいですね」

「本誌のカンイチガールのオーディションをOSMに協力してもらっている関係で、モデルと編集アシスタントを見つけるために来校しました。学生たちと話してみて、編集者としては、まだまだ未知の状態でしたが、素直な学生が多いなというイメージです。編集者を目指す方には、やはり本をたくさん読んで欲しい。テクニックよりも、本人にセンスや魅力にあふれる方を求めます。編集者は、ライターやカメラマンたちの中心で仕事をしますので、求心力が必要ですからね。 モデルとしては、料理を食べたり、イベントに行っていただくことが多いので、美しさよりも、最低限の礼儀とかわいらしさを求めます。食べている料理をおいしく見せる演技力があれば、理想的ですね」

「女性が多いことに少し驚きました。もちろん男性にもやる気が感じられて好感をもてましたね。今回は、1年生が多いということなので、就職というより、PAの仕事をもっと知りたいという学生が多かったようにと思います。どちらにしろ、学生たちの意気込みは充分に感じられました。中には、将来この学生と一緒に仕事をしたいと思った方もいたぐらいです。希望といえば、スーツではなく私服で面接に来て欲しい。それなら個性が出ます。皆さん1人ひとりの個性をしっかりと見てみたいですね」

「OSMの新人発掘プレゼンテーションには、初めて参加しました。想像よりも学生さんのプレゼンテーションがしっかりしていて驚きましたね。通常のオーディションと違い、直接参加者と話ができることを大変おもしろいと感じています。 今回はアーティストの発掘が目的です。ソロやバンドに関わらず、いい素材がいればという感じ。求めているアーティスト像は、自身のキャラクターや容姿、声質を明確に表現されている方。何名か魅力を感じた学生がいましたので、これからの成長に期待したいですね。次回はぜひ、パフォーマンスを見てみたい。東京でライブをやるという学生もいたので、一度見に行こうと思っています」