「ユニバーサル ミュージックの新人開発を担当しており、アーティストマネジメント部門であるUM360の担当者とともに来校しました。今回は、アーティストや作家、俳優などのカタチにとらわれることなく、原石との出会いを求めています。なにより個性に秀でた方と出会い、育成も含めて売り出し方を考えていきたいですね。注視する点は、常に人から見られることを意識しているかどうか。いい意味でナルシストであって欲しい。それが、アーティストの世界観を生み出すことに繋がります。今回、アーティストマネジメント部門であるUM360とともに来校した意味は、じっくりと時間をかけて育成していきたいと考えているからです。素晴らしい出会いに期待しています」

「新人の発掘・育成を含めてマネジメント業務を担当することになったため、初めて来校しました。全体のイメージとして、学生たちが自分は原石のような状態であると自覚していることが新鮮に映りました。今回は、その原石を磨くために、何が必要でどういうやり方があるかをアドバイスしていきたいと思っています。 私自身では、音楽にしても演技にしても、パフォーマーとして共有できる目的をつくってそれに向かって進んで行く人を集めていきたい。卵と卵を組み合わせて新しい何かを生み出したいと思っています。原石のような状態だからこそ、今までにない磨き方にチャレンジできる。これは、私にとってもおもしろいチャンスなんですよ」

「今回のプレゼンテーションでは、可能性を感じた学生がいました。彼らは、自分をプロデュースする感覚を備えており、歌い方にしても服装にしても自分の魅せ方を知っていると思いましたね。私が求めるアーティスト像は、“今までにいない方”です。自分をプロデュースし、コントロールしていくと個性が生まれます。それが他人からしっかりと見えてくれば、ライバルが少なくなる。つまり、売れる幅が広がるということです。学生の皆さんにアドバイスするなら、もっと自分をプロデュースするチカラを備えて欲しい。つまり、人の目にさらすことです。例えば、ライブはもちろんYOUTUBEやYouStreamなどを活用して自分を映像配信していくなど、メディアをもっと上手に使ってください。今は、はやいモノ勝ち。思いついたら飛び込めばいい。ダメなら撤収すればいいんです。失敗を恐れないで、思い切って自己表現してください」

「コンサート映像制作イベント映像関連の職種を募集しており、今回は企業説明と面接を兼ねて来校しました。この夏から夏には音楽フェスの予定が続いており、そのスタッフとして研修やアルバイトで参加していただける学生も求めています。私たちの仕事にとって大切なことは、まず"好き"であること。次に"人を感動させたい"という気持ち。そして"音楽イベントに関わりたい"という夢をもっていることです。OSMに入学したからには、ここが業界のようなもの。様々なジャンルの人と出会い、コミュニケーションを重ねてください。その繋がりは、きっと将来の皆さんの役に立つはずです。

「当社には映像部と音声部があり、日本テレビグループの企業へ出向して仕事に関わる場合が多くあります。今回は、企業認知と学生へのリサーチが主な目的ですが、その中で学生の皆さんへ仕事に関するアドバイスをしていきたいと思います。求める人材は、やはりコミュニケーション力に優れた方。人間性を重視していますね。この人といっしょに仕事をしたいと感じさせるような方を求めています。最近は、女性の方の活躍が増え、デメリットどころかそれがメリットにもなっています。どんどんチャレンジして欲しいと思いますね」

「今回は、俳優、タレント、アーティストの新人発掘のために来校しました。例えば俳優であれば、演技力のある方。アーティストであれば、今までの音楽の型にはまっていないオリジナリティをもっている方です。すでに流行っている音楽をなぞっているアーティストにはあまり魅力を感じません。今の音楽シーンに対して、驚きを与えるような感性に期待しています。 オーディションで注目する点は、オーラを感じるかどうか。ルックスはもちろん、その人の知識や人間性などすべてをチェックします。期待できる素材との出会いがあれば、学校となんらかの関わりをもちながら育成し、デビューに結びつけたいと思います。皆さんも好きだという気持ちを大切にして、一生懸命やり続けてください」

「アーティストとマネージャーを求めています。アーティストであれば、私の経験の外にあるもの、初めて出会う才能を求めています。オリジナリティがあれば、ジャンルにはこだわっていません。マネージャー職については、アーティストのビジネスパートナーとなるのですから、アーティストを成功へ導く設計力をもち、明るく前向きな方に期待しています。今回のプレゼンテーションでは、もう一度会ってみたいと感じさせる方が数名いました。ライブを観てみたいと思うアーティストの方もいましたね。こういった機会は、いい人材を見つけるチャンスです。音楽の仕事を目標として教育された学生と一度に話ができることは、私たちにとっても大きなメリットです」