在学中に、作詞家デビュー!『ファイナルファンタジー』に名前が載るなんて!
2004/12/24
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作詞家
杉本 さん
作曲・編曲コース卒業


在学中に『ファイナルファンタジー・ ボーカル・コレクション』に参加。『涙のあとに』(ユウナのテーマ)で、作詞家としてデビュー。

先生から「採用だよ」と電話。まさか自分の詞がとビックリ!
1年生の10月頃、学校に、SABUROKUという音楽プロダクションの方から『ファイナルファンタジー・ ボーカル・コレクション』への作詞オファーがあったんです。友人に一緒にやろうと誘われたんですが、締め切りまで後2日ぐらいしかなくて。資料のサウンドトラックとゲームシナリオを何度も聞いたり読み直してキャラクターをイメージしていきました。200作ぐらいのコンペだっだそうです。でも、なんとボクの詞が選ばれてしまって!やっぱりうれしかったですね。CDに作詞者として名前が載るんですから。両親もとても喜んでくれて、こっそりCDを何枚か買ってくれたらしいです。 写真
音楽好きの両親の言葉がボクの気持ちを決めてくれた。
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最近はレコーディングスタジオで 作業することも多いという杉本さん。
実は、電気情報関連の5年制高等専門学校に通っていたんです。音楽づくりに関わりたいとは、ずっと思っていました。でも人前に出るのはどうも苦手なんで、曲づくりを独学で学ぼうと思ったんです。そんな時、両親が「どうせやるのなら、しっかりと学びなさい」といってくれて。高等専門学校を卒業した20歳の時、本校に入学。この学校を選んだのは、パンフレットに具体的なカリキュラムの説明が載っていたからです。たくさん集めたのですが、ちゃんと説明があったのは、この学校だけだったんですよ。
最初は、音楽プロデュースコースに入学。でもダブルメジャーカリキュラムで、作曲の授業をとってみると「やっぱりこっちの方がいいな」。それで作曲・編曲コースに変更しました。曲づくりはパソコンとギター。高等専門学校時代からそれは触っていたので、問題はなかったけれど、作詞をやりだしたのはそのころが初めて。それでコンペに通ったのですからオドロキです。
アーティストに曲を提供する。それで“メシ”を食べていきたい。
今は、同じ学校のバンドに曲を提供したり、卒業生とクリエーター2人+ヴォーカル1人のユニットを組んで、クラブに出演したりしています。それと平行して楽曲づくりに取り組んでいます。実は先生に紹介していただいたある大手レコード会社の方から声をかけていただいて「曲ができたら、どんどん送ってくれ」といわれているんです。いつか自分の曲が、大きなホールでアーティストに歌ってもらえたらいいなと思います。それをホールの隅で見ながら、ニヤッとしたいですね。 写真
作曲家が目標だが、『FF』の採用以来、作詞にもチカラを入れているという。