在学中からエイベックスの契約作曲家に。 夢なんて、叶えるためにあるんだ!
 
写真
エイベックス契約作曲家
OSM 作曲・編曲コース 3年
奥村 悠磨

エイベックス・エンタテインメント株式会社
浜崎あゆみさんや『EXILE』、大塚愛さんなどのCDをリリースする日本を代表するレコードメーカー。

「じゃ、エイベックスと契約しようか」
冗談だと思っていた言葉が現実に。
OSMに在籍しながら、エイベックスとの契約作曲家として活動しています。アーティストへの提供はまだ決まっていませんが、自分の作曲した曲をエイベックスに送ることと平行して、コンペや依頼によって曲作りをしています。きっかけは、OSMの新人発掘プレゼンテーション。ボクが作った曲に学内のヴォーカリストの歌を入れた音源を、エイベックスのプロデューサーの方に聴いていただいたんです。すると、「どこで働きたい?」「エイベックスです」「じゃ、契約しようか」過去にも何度かエイベックスの方に曲を聴いていただきましたが、あまり評価されたことはなかったんです。「はい!」とは答えましたが、てっきり冗談だと思っていました。プレゼン終了後、友人と教室で話していると、学内放送で「作曲・編曲コース奥村さん、エイベックス様と契約です」と流れて、ボクも含め誰もがが「えっ!?」。両親に連絡しても「えっ!?」。次の日にボクの携帯に直接エイベックスの方から連絡が入り、1カ月後に契約書にサイン。でも実感するのは、まだまだこれからでしょうね。

写真
エイベックスとの作曲活動では、常時コンペに参加している。大体1週間で曲を完成させるという

OSMなら、もし作曲がダメでも、
他の音楽の道を開けるチャンスがある!
写真
入学前はコンピュータでの作曲は全く経験がなかった奥村さん。「曲作りでは雰囲気を大切にしています。」
幼い頃、ピアノを習っていました。でも、あまり演奏自体は好きじゃなかったんです。弾くのではなく、作ることがしたかった。作曲家になりたいなあと感じだしたのは、中学の頃です。高校時代はほとんど音楽活動はなし。でも、作曲がダメでも、何か音楽の仕事をしたいと思っていましたから、音楽の専門学校へ。いろいろな学校のパンフレットを取り寄せて研究しました。OSMを選んだ理由は、ダブルメジャーです。作曲と合わせてピアノもできる。エンジニアも学べるから、将来別の道を選ぶこともできると思ったからです。体験入学で、コンピュータでの打ち込みを初体験。最初は、どう触っていいのか大混乱。本当に自分にできるのかどうか、不安になりましたよ。2回目から少しずつ原理がわかりだしてきました。入学して大体3週間ぐらいで、一通り打ち込みができるようになりましたね。
進級制作展で、音楽企業からオファー。
2年間の勉強が、自信につながった!

OSMでは、GIZAスタジオでアレンジャーをされている小林先生に、アレンジ技術をいろいろと教えていただきました。ロックなら、こうとか、R&Bならこんな感じでとか。本当に勉強になりましたね。でも、1年、2年と企業課題に挑戦したのですが、やっぱりダメ。ところが、2年生の最後の進級制作展『We are OSM』に来校された何社かの企業から「他の曲も聴かせて欲しい」と連絡をいただいたんです。自信がようやくついてきました。そして6月の新人発掘プレゼンテーション。人生が変わりましたよ。
作っている曲は、R&Bを取り入れたPOPSです。普段から思い浮かんだメロディをどんどんストックしていって、曲作りに生かしています。曲を提供してみたいアーティストは安室奈美恵さんです。ボクの曲の持ち味はフワッとした優しい感じだと思っています。将来は、作曲だけではなく、アレンジやアーティストとのユニットなど、幅広く取り組んでいきたいですね。

写真
普段から浮かんだメロデイを大切にストックしているという。ゆったりと流れるような曲作りが特長だ。