担当アーティストを、音楽の世界でトップにする。それが私の目標。
 
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ダンサー
HIGE さん
ダンスプロフェッショナルコース卒業
現在ダンススタジオとともに、トレーニングジムにも通うHIGEさん。「同じダンスをした場合、体格がいい方が見栄えがいいから」というのがその理由。また体調管理にも気をつかい、「風邪などをひかないように日頃から気をつけています。体のコンディションが悪いと、当然いいダンスはできませんからね」。


HIGEさんがダンスをはじめたのは高2のとき。そこからダンスに魅せられていき、3年次にはOSMへの進学を決意する。「進路を決める段階では、いろいろと迷いはありました。でも一度きりの人生だし、自分のやりたいことをやってみたいと思って、ダンスの道を選んだんです」。OSMではさまざまなジャンルのダンスを基礎から学んだほか、仲間や先生との多くの出会いがあった。なかでもHIGEさんに大きな影響を与えたのが、本場アメリカでHIP HOPダンサーとして活躍されていたフランク先生だった。「やっぱり先生の踊りはすごかったですね。本場のダンスを学校で学べるという喜びもありました。在学中はもちろん、先生は今も目標にしているダンサーの一人です」とHIGEさん。今ではフランク先生の代行でレッスンを受け持つことも。またイベントや発表会などで、フランク先生との共演も果たしている。



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2005年2月には、ダンスチーム「NYC」を結成。メンバーは全員OSM出身の仲間だ。「やりたいことがいっしょで、気心も知れているし、やりやすいですね。チームでは自分の好きなダンスを追求できるので、やっていても楽しいです」。また自らの活動とともに、2004年からは母校での講師も務めている。「教えている生徒のダンスを見て、こういう踊り方もあるのかと、僕の方が気づかされることも多いですね」。なかには学校に来て初めてダンスをする人もおり、その場合は自分が初めてダンスをしたときのことを思い出しながら、どうすればわかりやすいかを考えて指導に当る。「一つひとつの動きをていねいに教えていると、自分も初心に戻りますね。心がけているのは、自分の枠にはめず、その人の個性を伸ばせるような指導です」。

HIGEさんがOSM在学中から現在まで、メインで取り組んでいるダンスがHIP HOP。あるとき、友だちから「おまえはHIP HOPが向いてるんじゃないかな」と声をかけられたのが、そのきっか けだった。「当時はLOCKダンスが好きだったので、正直そのときはショックでした(笑)。でも客観的に見て、HIP HOPを踊っているときがいちばん生き生きとしているんだと思い、そ のときから意識して取り組むようになりましたね」。OSM卒業後は、さまざまなダンスチームでクラブイベントやコンテストに参加し、ダンスの腕を磨いた。そして活動の幅を広げるために2004年の夏に東京へ。「いろんな仕事のチャンスがあるので、上京することは以前から考えていました。バックダンサーや振付など、さまざまな現場で活躍できるダンサーになるのが今の目標ですね」。