担当アーティストを、音楽の世界でトップにする。それが私の目標。
 
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株式会社 USEN
放送企画部 音楽と人 編集部

大井 さん
音楽雑誌編集コース卒業

株式会社 USEN
有線音楽放送を基盤に、カラオケ事業、ブロードバンド事業、さらには インターネット事業などを展開する。また、アーティストのインタビューを中心とする月刊雑誌『音楽と人』を編集・発行

 
この学校に入学していなければ、今の私はなかった。
『音楽と人』の編集部に入ってまだ6ヵ月なので、雑用をやりつつ、でも担当のページも持たせていただいています。プレゼントのページや、毎月アーティストにCDについて語ってもらうページとか。あとは編集部内でレコード会社の担当が分かれているのですが、私もBMGファンハウスなど4社を担当しています。170ページ以上もある月刊誌を編集者5人でやっていて、校了前の1週間はめちゃめちゃ忙しくてモウロウとしながら(笑)。でも、それを乗り越えて無事に発行されると、あぁよかったなぁと。それと不思議なんですけど、文字校正でインタビュー記事などすでに目を通してるんだけれども、雑誌が出たらあらためて読んじゃう。1冊の雑誌になって、写真と一緒になるとまた違うんですよね。

CDが山積みの大井さんのデスク。「プレゼントの商品をデジカメで撮ったり、当選者に発送したりもします」
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「希望の職業に就くには、やっぱりあきらめないことが大事だと思います」。『音楽と人』の編集部がある渋谷のビルで。

実は私、高校を出たあと大学の文芸学部へ入ったんです。中学の頃から編集の仕事がやりたいと思ってて、だったら4年制の大学を出ておいた方がいいなかと思ったんです。でも結局出版社への就職も決まらず…。一緒によくライヴに行ってた友だちが、その子はコンサートの照明になりたいといってたんですが、「大阪スクールオブミュージックっていう専門学校があるけど、一緒にどぉ?」と。説明会に行ったら、『Pati Pati』という音楽雑誌などでよく名前を見かけていたライターの方が講師だと分かって。それが本校を選んだ決め手。大庭利恵さんというライターさんなんですけど、3年生の春からその方の会社で業界研修もさせていただき、『音楽と人』の編集部を紹介していただいたのが、この会社に入るきっかけです。

入学してから初めてMacをさわり、雑誌を作る上で使うイラストレーターとかフォトショップとかのソフトが使えるようになったことは、今すごく役にたっています。1、2年でDTP検定のT種からV種まで一応全部とりました。大学のときと違って、毎日毎日学校へ行って授業に出て、すごくがんばりましたね。もう、後がないから(笑)。すごく濃い時間でした。なかでも印象に残っているのは、湯川れい子先生にインタビューして記事を書いたこと! めちゃめちゃ緊張したけど、これからいろんなアーティストを取材していく上で貴重な体験だったと思います。職場では、まだまだ先輩たちから「ずっとテンパッテルね」と言われているような状態だけど、いつか取材ページの企画からすべて任されるような編集者になりたいですね。

© usen Corp.2005 Printed in Japan