「好きなことに向き合うこと」
それを「続けていくこと」で
見えてくるものがきっとある
「好きなことに向き合うこと」
それを「続けていくこと」で見えてくるものがきっとある
卒業生インタビュー
平地 孝次さん
音楽・ダンス・エンターテイメント業界とともに人材育成する学校
中学2年生の夏休みになんとなく家にあったピアノを弾いてみようと思ったのが音楽に触れた最初のきっかけでした。最初は遊び感覚で楽しかったけど、まだ楽譜を読むという発想がなかったので、気がつけば自然と曲のようなものを作っていましたね。高校では軽音部でドラムやギターを触っていました。そこで色んな楽器を経験したことが、あとの作曲活動にも影響があったと思います。
OSMでは、企業様からの課題で学生にも楽曲発注依頼があり、アイドルソングや音楽ゲームアプリの楽曲など採用して頂きました。学生のうちから企業様の依頼に応じて作品を作り上げていくという過程は仕事をしていく上で重要なことなので、それを授業で学べるというのはとてもよかったですし、すごく印象に残っています。
元々は映画音楽をやりたくて入学したものの、アイドルブームの流れを受けて3年生になった頃からはアイドルの曲を制作していくことにシフトしていきました。そこでも企業様からの依頼があったり、作曲事務所のコンペに参加したりと、個人の活動も徐々に増えていきました。
PassCodeのプロデュースを始めたのは卒業してからです。
作曲以外の経験も知識もないので、とりあえずメンバー探しに天王寺に行って「アイドルやってみない?」と声をかけたり…。今思えばすごい行動力だなって。(笑)
メンバーの夢菜さんは、姉妹校の大阪スクールオブミュージック高等専修学校でアイドル活動をしている「SO.ON project」(http://www.so-on-project.jp/)からPassCodeに加入しましたね。
PassCodeが始まった最初の頃は、学生時代にアイドルの楽曲依頼でお世話になった企業の方との縁でアイドルの出るライブイベントで対バンさせてもらったりと、学生時代に知り合った縁が仕事に通じると感じた瞬間でもありました。
「頑張ること」ですね。良いものをつくること。作業として作っていくだけでは良いものは生まれません。仕事にする上で大事なことは、人に好かれる商品とは何なのかを分析し、その中に自分の好きな要素を入れていくことだと思います。
あとは、ひたすらに「向き合うこと」。僕自身も一番つらかったのが、「聞いてもらえない」ことでした。作品を作っても相手にされず世にでないのは落ち込みます。もちろん不安はありましたが、それでも続けていくこと。自分で“やる!”と決めたら馬鹿なくらいとことんやってみるといいんじゃないでしょうか?
これは当時の僕にも言いたいことですが、「なんとかなる!」です。
もちろん、不安もたくさんあるし、考え出したらキリがないです。答えはすぐにでるものじゃないけど、それでも、好きなことに向き合えば、最後はなんとかなります。僕もそうだったんで。(笑)
この仕事をしていておもしろいと感じるのは、初めて世に出た自分の音楽を聴いてもらうときです。制作中はずっとワクワクしてますね。例えるなら親しい友人に、サプライズやドッキリをしてやろうと、長い時間をかけて仕込みをしている感覚に近いですね。好きなこと、こだわりを貫けるというのは強みになるので、まずは好きなものを見つけて進んでみてください!