日常に接する声で届ける。
好きだからこそ感じる
仕事のやりがいやおもしろさ!
日常に接する声で届ける。
好きだからこそ感じる仕事のやりがいやおもしろさ!
卒業生インタビュー
(現:声優コース) 2003年卒
音楽・ダンス・エンターテイメント業界とともに人材育成する学校
職種でいえばナレーター、声優、MCなど声を仕事にしています。
声の仕事はいつも日常に接しています。テレビやラジオもそうですし、車内アナウンスや、街中、いろんな場所でたくさんの人の声を耳にします。職業病かもしれませんが、この言葉をこんな風に言うのか、いい発声の仕方だな、など意識していなくてもつい気にしている自分がいます(笑)。
声の仕事といっても、ゲームのキャラクターボイスを担当したり、テーマパークでのアナウンス、TVやラジオでのCM・ナレーション、イベントでのMCを務めさせていただいたりと内容は様々です。
今所属している声のプロダクション「株式会社キャラ」ですが、学生時代に新人発掘オーディションでお声がけをしていただいたのがきっかけです。他の企業の方からもいくつかお声をいただきましたが、自分のやりたいことに近い株式会社キャラを選びました。
初めはニューウイングスという準所属からのスタートでした。週に2回のレッスンを受けながら、仕事をいただければ仕事をする。そんな生活が約2年間続き、半年ごとに受けられる昇格オーディションに合格。晴れて正所属のタレントになりました。
授業の一環で実際にオンエアされるラジオ番組の収録をしたり、MCの仕事で現場に出られたことが印象的です。学生のうちから現場を経験したことによって、卒業してからも仕事に物怖じしなくて済みました。また、普段から教わる講師の先生全員が現役で仕事をしているプロだということも魅力的でした。プロからの直接指導は学ぶことが多く、刺激的でしたね。
私の周りの友人はモチベーションが高くやる気もあって上手くて、みんなすごいな……やばいな……と思いながら毎日を過ごしていました。今でも学生時代の同級生とラジオの放送局などでばったり会うこともありますよ。やはり励みになりますし、嬉しい瞬間でもあります。
簡単なようで難しいことかもしれませんが「好き」であり続けることですね。情熱を持ち続けて向き合っていれば必ず開けてくることがあります。自分がもういいかなと途中で投げ出してしまうと、叶うものも叶わないというか。自分が続けることで何らかのチャンスは巡ってくると私は思います。私が今の仕事をできているのは、一つひとつの仕事を積み重ねてこられたからこそだと感じています。
自分が学生だったからこそ学生の立場や気持ちがわかる部分もあります。先輩である自分がプロの現場で仕事をしている姿をみせるということで、学生たちの励みになっていると嬉しいです。
私は学生時代に基礎の授業をさぼっていました。今だからこそ、ちゃんとやるべきだと言えることもありますね。
好きなことを仕事にするのは、やっぱり楽しいです。
人生は長い。その人生の中で仕事をしている時間も長いです。生活のために仕事をするのか、好きなことで生きていくのか。どうせなら楽しいことをできる人生のほうがいいと思いますし、自分の人生を決められるのは自分だけですよね。それなら好きなことに向き合って挑戦するのもいいのではないでしょうか。
よく「好きなことを仕事にすると嫌になったりしないか」と訊ねられることがありますが、私はこの仕事に出会えてそのように思ったことは一度もありません。もちろん体力や気力が必要ですし、プレッシャーを感じる仕事でもあります。楽しいですが決して楽ではありません。でも好きだからこそ、その仕事のおもしろさや、やりがいを感じることができます。