ダンスでつながる喜びと
伝える感動
ダンスでつながる喜びと伝える感動

卒業生インタビュー
砂田明日香さん
音楽・ダンス・エンターテイメント業界とともに人材育成する学校
大阪の吹田市でダンススタジオを経営しています。今年の3月で、オープンして6年目を迎える事ができました。地域の子ども達を中心に、下は3歳から、一般の大人の方まで通われています。
ジャンルはSTREET、JAZZ、HIP-HOP、LOCK、BREAKなど、一週間で30コマのレッスンを開講していますね。講師は20名ほどです。友人や知人からの紹介で人気の先生をブッキングするよう心掛けてます。今はスタジオの経営やマネジメントを中心に行っていますが、以前は自分もインストラクターとして教える側でした。
高校1年生のときに文化祭で見た先輩の踊る姿がかっこよくて、自分の中の世界に衝撃が走ったというか。そこから私もダンスに魅了され、勉強するようになりました。
最初の夢は「地元である広島にダンス教室をつくりたい」でしたね。というのも地元だとダンスを習える教室がないんですよ、それで私自身が困っていて……。だから業界と繋がりがあって、ダンスを習える学校へ行きたいと考え大阪へ来ました。
卒業後は芸能プロダクションでインディーズデビューし、タレントやダンス&ヴォーカルグループとして10年間ほど活動していました。現場で学んだ経験があってこそ、今のスタジオでのお仕事に至ります。
この仕事のおもしろさは、ダンスを通して「楽しさ」や「達成感」を伝えられることです。ダンスをしている姿に感動する人を見られることも嬉しいですね。ダンスで人を笑顔にできるって、誇らしく思います。
入学を機に大阪へ出てきて、ご縁があり、吹田市からスペースを借りることができました。そこでダンスサークルを作って子どもたちに教えていたところ、子ども同士のコミュニティや口コミが広がっていって……だんだんと参加される人が増え、今のようなスタジオという形で教室をひらくことになったんです。
まず最初の生徒募集目標は100名。自分でスタジオを経営する難しさを感じながらも、現在は200名の人に在籍をして戴いています。いずれは自分の教え子と一緒に地元でもダンススタジオを店舗展開したいですね。
商店街の中にあるスタジオということもあり、地域とのつながりで得られる安心感もあります。人が集まってくれるということで地域貢献にも繋がっていたら嬉しいです。
在学中は本当にたくさんのオーディオを受けさせてもらいました。テレビドラマにバックダンサーで出演したことや、ウルフルズのコンサートにダンサーとして参加した事が深く印象に残っています。学内の授業だけではなく、コンサート会場や歌番組など、実際の現場に行かせて戴いたのは貴重な経験でしたね。
一日も休まなかったですね。これだけは胸を張って言えます。自分で選択して地元を離れ通っているのだと思うと、1コマも無駄にしたくなかったです。
今までHIP-HOPというジャンルしか知らなかったので、バレエやJAZZの授業に着いていくのに必死で。とにかく毎日がむしゃらに食らい付いていました。好きでダンスをしている中でもやっぱり辛いことはたくさんありました。一人ずつ踊ってダンスのテストをするなんて、学校に来るまでは経験したことが無かったので……。夜中まで練習する日もありましたね。
それでも乗り越えられたのは、学校で出逢った自分より先を進む友人の姿を見ていたからです。追い付きたいと思いました。先生や同期には本当に助けられましたし、仲間がいるから全力で向き合えたんだと思います。今でも繋がりがあり、支えあう仲間です。
とにかく色んなことに幅を広げてチャレンジしてみて下さい!今やりたいことがあって何かに打ち込んでいるなら尚更です。挑戦したことは全て夢を掴むきっかけになります。私もまだまだ夢の途中です。好きなことなら諦めず、一緒に頑張りましょう!