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キョードー大阪 対談
プロジェクト

企業&在校生スペシャル座談会プロジェクト

これからの音楽&エンターテインメント業界について在校生が協力会社と対談!

協力会社
株式会社 キョードー大阪

これからの音楽&エンターテインメント業界について

これからの音楽&エンターテインメント業界について

企業×在校生
インタビュー

対談企業
キョードー関西グループ 株式会社キョードー関西
上田
キョードー関西グループ
株式会社キョードーマネージメントシステムズ 広報宣伝部
谷本

OSAKA GENKi PARK終了直後に(株)キョードー大阪 担当者様と在校生が対談させていただきました。今後のライブエンターテインメントに対する夢、現場での制作業務を直接聞かせていただきました。

キョードー関西グループ
株式会社キョードー関西
上田様
海外洋楽アーティストや国内邦楽アーティスト公演の制作を担当
キョードー関西グループ
株式会社キョードーマネージメントシステムズ
広報宣伝部
谷本様
公演の宣伝を担当。宣伝物の政策やメディア(テレビ、ラジオなど)とのやりとりを行う。

普段はどんなお仕事をされていますか?

上田:
私は関西エリアの音楽フェスやイベント、洋楽アーティストや邦楽アーティスト・新人アーティストの公演担当をしています。アーティストの担当や現場で公演を制作していく部署です。
谷本:
私は広報宣伝部という部署で公演の宣伝を担当しています。メディアの方、テレビ局の方やラジオ局の方と一緒に仕事をする機会が多いです。例えばアーティストがコンサート前にテレビに出演して宣伝したいなどの要望があれば公演担当者と協力しながら出演のブッキングをしたり、イベントの宣伝担当として「どうやったらたくさんの方に来ていただけるか?」を考え公演担当者と一緒に作っていく仕事をしています。

今回、開催されたOSAKA GENKi PARKについての取り組みを教えてください。

上田:
OSMの在校生さんにはすべてのステージに対してスタッフ参加していただきました。こういった状況の中で8月ぐらいから関西のイベントプロモーター各社と連携して進めていきました。その前段階として、キョードー大阪で制作した「8/1~8/2 THE BONDS 2020 @大阪城ホール」、在阪のイベントプロモーターと協力して制作した「8/8~8/9 OSAKA MUSIC DAYS!!!@大阪城ホール」を開催しました。いずれにも共通するのが感染症対策でした。やはり2020年2月からはお客様を集めたライブができなかったので、ニュースタンダードになるような公演を作っていくために、みんながやったことのない形のコンサートをベテランスタッフも一緒になって試行錯誤を重ねて作っていきました。その結果できあがったものが今回、10/10~10/11に開催した「OSAKA GENKi PARK」です。

今回、このイベント用のアプリがありましたがどのように作られたのでしょうか?

谷本:
「たくさんの人が1つのステージに集まることを解消する」ことを考えた時に、前方ブロックには何人が入れるのかを設定して予約制にすることで人数制限ができるのでは?というところから始まりました。もともと「RADIO CRAZY」や、海外のフェスなどではアプリは当たり前になっていて、そういった情報をもとにアプリの制作会社と一緒に作り上げました。
一番難しかったのは新しいことをやる、ということでした。その上で、お客様に安心して頂けるように、「目的を明確に伝えること」やその伝え方を工夫しました。当日は来ていただいたお客様の楽しんでいる姿が見れて嬉しかったですし、お客様の立場になって考えていくことが大切だと思いました。

いくつもステージがありましたが、各会場の舞台監督、運営はキョードー大阪で決めているんですか?

上田:
こうした新しい取り組みをする時でしたので、もともと繋がりがあり実績がある方たちを中心にスタッフィングしました。今回のOSAKA GENKi PARKはキョードー大阪で制作業務を担当させていただきました。

当日会場で配布されたレジャーシートは、どういった経緯で作られたのでしょうか?

上田:
感染対策のために取り入れました。ソーシャルディスタンスを保つためにフラフープの案もありましたね(笑)。前方ブロックを升席で決めて、さらにお客様同士の距離を適正にするためのアイデアでした。会場が万博記念公園だったので、野外の開放的なイメージにレジャーシートがピッタリでした。室内の場合はと今、色々と考えているのでアイデアがあったら大募集します。

今後のイベントやライブエンターテイメントをどんな風にしていきたいとお考えですか?

上田:
レギュラーでやっているイベントは感染症対策を徹底しながら、強い意志を持って取り組んでいきたいと思ってます。普段通りに出来るまでにはまだまだ時間がかかると思いますが、アイデアを出しながらやっていきたいです。関西のイベントプロモーター各社に力強くて頼りになる方がたくさんいます。関西の「アベンジャーズ」みたいな感覚ですね。(笑)ライバルではありますが、協力し合ってやっているのできっとやり切れると思います。
谷本:
お客様に100%楽しんでいただき、ライブに行くことで元気になってもらいたいと思ってます。安心して遊びに行けるライブを作って、当たり前の存在にしていきたいと思ってます。早く復活させたいですね。
上田:
ライブ配信というものを考える良いきっかけになりました、完売している公演に対してどうやってチケット外収入を作っていくのか?という課題に対しての突破口にもなりましたね。「行きたいけど行けない、だけどライブの雰囲気は味わいたい」という人はたくさんいるので、そういった+αを提供できるようにしたいです。キャパシティに縛られないので魅力的ですが、めちゃくちゃ段取りが増えるのでスタッフィングも大変です。ただお客様の立場になった時に何を望んでいるのかをしっかり受け止めてサービスを提供していきたいですね。
谷本:
私はリアルなライブが好きなので、生で観ることにこだわってます。ですが、配信でしか見られない景色があったり、自分が見たい部分やアーティストを人単位で見ることができるチケットが出来たりしたことは魅力的だと感じました。遠方から会場まで来れない方でも参加できるのも良いですよね。

これからの業界を目指している方にメッセージをお願い致します。

上田:
色々なことに興味を持ってください。そして、興味があることにパッと動ける瞬発力も持ってください。熱意をささげるものに対して興味を持ち続け、チェックし、知識を更新していく。それを自然にできる体質を作っていくことが大切だと実感しました。それが結果、仕事に結びつける人、動ける人、スタッフィングされる人、意思表明が出来る人、に分かれていくのだと思います。
谷本:
私もまだ勉強中ですが、その中でも大切にしていることは実行力です。好きなもの、面白いものに好奇心をもって取り組むことや、そういった興味を持っていることを周りの人に公言することで一緒のチームに入れてもらえることもあります。
アイデアは出すことよりも、カタチにすることが大切だと思っていて、手を動かすようにしていますし、誰もやらない事を積極的にやるようにしてます。思ったことをカタチにできるように心がけて実行しています。

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